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担当者インタビュー(豊浦・洞爺湖子ども農山漁村協議会)

受け入れ組織プロフィール

受入主体

豊浦・洞爺湖子ども農山漁村協議会

受入調整窓口 

NPO法人自然体験学校洞爺・豊浦校

特徴

体験・宿泊・飲食などの受け入れについて一括でコーディネートしている。

豊浦町では特に漁業体験には力を入れており、北海道でもここでしか体験できない特色のある体験を提供している。

「ふるさと子ども交流アドバイザー」が2名在籍しており、自然体験活動と受け入れに関して実績が豊富にある。

担当者プロフィール

担当者

NPO法人自然体験学校洞爺・豊浦校

乳井 氏

プロフィール

青森県出身、豊浦町在住。約10年前より北海道内にて、自然体験活動の企画運営やコーディネート、子どもへ指導する業務に携わる。豊頃町、上ノ国町、せたな町にて同業務を歴任し、平成19年より豊浦町にて体験活動の推進とコーディネートに就いている。

担当者インタビュー

「活動のきっかけと立ち上がりの経緯」を教えて下さい。

活動の中心である豊浦町では、元々数年前より地引網体験などの漁業体験を中心に農業体験や自然科学の体験も含め自然体験活動を実施してきていました。ただ、当時は町内に多くの人を対象にした宿泊施設がなく、多少離れた洞爺湖温泉やニセコに泊まっていました。町内や近隣地域に宿泊して足を留めてもらいたいという願いから、地元に宿泊して頂く場を作っていくことになりました。

そこで、「豊浦・洞爺湖子ども農山漁村協議会同プロジェクト」を近隣市町と共同で立ち上げ、平成21年に同プロジェクトに加わり、自然体験のさらなる推進と民泊の開拓を進めています。

地元に民泊していただくことで地域との交流が増えることはもちろん、子どもが大人になったときに豊浦のファンになっていてもらえ、さらには豊浦へ移住する人も出てくればと願っています。

「立ち上げ後の歩みと現在までの活動状況」を教えて下さい。

元々自然体験活動を積極的に推進してきた地域でもあったので、体験メニュー作りと運営実施に関しては順調に進めてきていました。たとえば漁師さんとの連携はかなり蜜に取れているおかげで協力してプログラムを作っていきやすく、素材さえあればすぐに作れる、漁師さんに聞けばすぐに作れる、という環境になっています。

自然体験活動の地盤があったため、昨年度は小学校5,6年生を中心とした体験活動にて日帰りを含め約4000名を受け入れています。

「豊浦・洞爺湖子ども農山漁村協議会同プロジェクト」が発足したことで、体験活動をより推進していく環境にもなっています。

来年度は小学生を中心に7000人程度の受け入れが可能です。

「現在の中心的メンバーやコーディネーターのような役割」をしている人はいますか?体制はどうなっていますか?

受け入れ組織である「豊浦・洞爺湖子ども農山漁村協議会」は、NPO法人自然体験学校が中心となり、洞爺湖周辺の1市3町(豊浦町・洞爺湖町・壮瞥町・伊達市)の民間受入れ団体や漁業、農業、林業関係者、宿泊施設、商工業者や各行政と連携し、体験・宿泊・飲食などの体験観光をコーディネートしています。

この協議会は、洞爺湖など胆振西部地区において、小学校の農山漁村長期宿泊体験活動の受け入れを、地域が連携して行うために発足しました。受け入れのために必要な様々な調整を地域の中で行うことと、小学校等とのその受け入れに関わる情報提供と連絡・調整を行っています。

豊浦町を中心に体験活動指導者リーダー等の一次産業従事者を含む住民が約40名登録しています。

この取り組みでの「地域ならではの魅力やセールスポイント」は何だとお考えですか?

1点目として、プログラム作りのほかスケジュールや料金、飲食の場所や内容など、全てこちらの協議会でコーディネートすることができます。協議会の中心組織の自然体験学校では長年北海道各地で自然体験活動と受け入れをしてきていたため、学校の先生が一から考えていかないといけないことが、こちらでは全て協議会にてできます。さらに、当日の受け入れでは夜のふりかえりや朝のミーティングにも協議会スタッフが同行しているので、天候不良の振り替えやスケジュールの調整といったコーディネートにも柔軟に対応できます。

2点目として、体験可能なメニュー種類が豊富にあることです。漁業や農業に関することはもちろん、有珠山や昭和新山での火山活動の学習など、自然体験など、多彩にあります。

3点目として、地の利があります。4市町にまたがっていても、移動距離はせいぜい20~30分程度以内にて体験活動が可能です。新千歳空港からも1.5時間、札幌から2時間、高速道路もあるので、交通の便がいい地域です。

これまでの取り組みで「困ったことや課題と感じること」は何ですか?

1点目として、このプロジェクト自体がまだそれほど知られておらず広まっていないことです。やったらいい取り組みだとは思うのですが、始まってそれほど経っていないプロジェクトということもあり、各地域の方々の間にも、学校の先生たちの間にも、まだ広まっていないように思います。一部の地域・一部のモデル校だけではなく、もっと周知されることで人が動き地域に訪れ、対象地域も対象学校も増え、と循環していけばと思います。

もう1点は、民泊受け入れ先の開拓です。ほかの地域でもあるお話かと思いますが、農家さんや漁家さんはお仕事の関係で引き受けるのが大変という場合もあります。また、町内の世帯数自体が少ないので、そう簡単にはいきませんでした。 

現在、民泊は一日80名程度の受け入れは可能ではあるので、小中規模校での受け入れは問題ありません。

この取り組みを進めていく上で「大切だと感じること」は何ですか?

受け身ではなく積極的にやりたいと思って取り組む雰囲気作りだと思います。

地域の方々が子どもに接するとき、自分の子どものように応じたり、家族のように付き合っていたりすると、地域と子どもの信頼が深まります。子どもからお世話になった地域の方あてに毎月手紙が届いたり、やっていてよかったという地域の方からお話を頂いたりということもしばしばあります。

積極的に関わりたいという地域の方々が少しずつ増えていくことで、他の方々も影響されて積極的に関わって頂けるようになり、プログラム作りも積極的に行えるようにもなりました。

「今後の展開」について教えて下さい。

町づくりの一環として、継続的に受け入れをしていきたいです。今まで受け入れてきて、子どもたちと地域の方々との交流が深まることで、地域の方々が積極的に関わる雰囲気になってきました。いらした子どもさんの数が増えてきたこともあり、豊浦や洞爺に対する将来のファンも増えてきています。

地域の方々が元気になり、地域のファンも増えていく。出会い交流するきっかけとして、このプロジェクトを通じて受け入れを進めていきたいです。 

2011年3月26日

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